[諡号「仁徳」の由来の逸話(民のかまど)・・・宇治天皇の国見をした山は、「天香山=香春三ノ岳」]
以下の『古事記』の記述
ここに天皇、高山(たかたま) に登りて、四方の國を見たまひ詔りたまひしく 「國の中に烟發たず。國皆貧窮し。
故、今より三年に至るまで、悉に人民の課、役を除せ。」とのりたまひき。・・・
にある国見した山=高山は、下記に表記の『万葉集13番』の高山を香具山(かぐやま)と読ませるから、 この『古事記』の
記述にある高山は、「かぐやま」と読んだ。国見を行った山は、「天香山」になり 香春三ノ岳になる。
*.『日本書紀』仁徳紀の七年 ⇒ 宇治天皇三年の夏四月
福永晋三先生の「万葉集 2番歌、反歌15番歌、7番歌、28番歌」についての 新解釈 のページを参照下さい。
<万葉集 一三、一四>
※『古事記』の記述の「ここに天皇、高山(たかやま)に
登りて、・・・」とあるが、「高山(たかやま)」を
万葉集の 13番、14番 では、かぐやま(香山)と読んで
いる。本当は、左記の万葉集の2番歌の「国見」の歌は、
宇治天皇が香山に登り歌った歌であろう。