※ 福永晋三先生の説(参考のYouTubuより)の比定地の位置を管理人の興味で示したものです。
香春の土地(地形)について
⇒ 香春町のように四方が山に囲まれている土地(地形)である。奈良盆地では、山に囲まれている表記の範囲が広すぎる。
*.いやちこ(いいちこ)とは、大分県の方言で「いい(よい)」を意味する言葉。
以下、『越境としての古代[6]』の「神武は、筑豊に東征した」より
「理實灼然なり。」の「いやちこ」は、岩波体系本の頭注に、「イヤは、イヨイヨの義。チコは、チカ(近)の音転か。効験などの
すぐさま現れる意。」とある。が、文脈がまるで通らない。久留米大学で講演したとき、聴講の方から次を教えられた。
「大分の麦焼酎の『いいちこ』はここのイヤチコと同じだ。地元では、『もっともだ。いいことだ。』の意で使っている。」と。早速、
調べてみると、大分県宇佐市の三和酒類株式会社が製造する麦焼酎の名が「いいちこ」、同社が発行する文芸雑誌が iichiko である。
いいちことは、大分県の方言で「いい(よい)」を強調する言葉とある。言葉としての「いいちこ」という表現は、大分県の中でも
主として北部で用いられていて、福岡県東部と合わせて「旧豊前国」の方言であることが知られ、これもまた偶然の一致とは考えに
くい。
神武が北九州に実在した人物であるとき、古代北九州方言の「いやちこ」の意味は約二千年の時を隔てて、現在の大分の焼酎の名「い
いちこ」に正確に伝えられていたのである。したがって、神武の皇子たちは、「東征のお考えはよいこと(もっとも)だ。」と同意
したのであり、実にすっきりした文脈になる。これを疑う余地はない。
(歌の「倭は 国のまほらま」の部分の原文)
「やまと」の「と(苔)」は、現代では「たい」と読む字であるが、「と」と読んでいる。
邪馬臺國(邪馬台国)の「台」も同じ「と」と読んで、「やまとのくに」と読んだ。
※ 「邪馬台国はヤマトの国」(福永晋三先生のブログ)は、 こちら をご参照下さい。